わたしの田舎【見島】のお話をしましょう。 (^_^;A


 【見島】は山口県の、萩焼や吉田松陰の松下村塾で有名な
小京都の萩市沖45kmに浮かぶまさに孤島である。
周囲18kmの人口1300人余のたま〜〜に地図に載っていない事がある島である。

江戸時代、流刑の島だったらしい(?)なので"神秘の島"と言われている。
神秘と言えば聞こえは良いが私に言わせると"へんぴな島"である。
知名度など無縁で人に言うと「そこ日本?」とバカにされてしまう。
まっ!無理もない私でさえそう思う時があるのだから。

防人の墓と言い伝えのあるジーコンボ古墳、見島牛(和牛の原種だとか?)で
天然記念物に指定されている。見島亀もいてこれまた天然記念物である。
私はあまり見たことがない!亀は苦手である。

萩市と見島間で定期船が出ていてこれが島の人間の足である。
1日2便、夏は4便しかないのである。時間は1時間15分かかる。
これでも早くなった方だ!昔は2時間かかった。(まさにマラソンの時間である)
こうして考えるとマラソン選手を尊敬さえしてしまうのだ。
鋭い人はもうお気づきであろうが冬が大変なのだ!!
海がシケると船は出ない!欠航となる!!全てが中止だ!!!
夏に台風が来てニュースで言う船や飛行機が欠航するあれである。
新聞なんかは当然来ない。船が出たらまとめて届くのだ!
こんな事で驚いてはいけない!クリスマスケーキは食べられない年さえある。
欠航かどうかのギリギリで出航した船に乗り合わせると地獄だ!!!
船に乗った瞬間もう酔ってしまう。ものすごい揺れに寝ていられず地獄を見る。
この地獄の状況を言葉では言い表せない。言うとこの先読めなくなるだろう。
乗り物酔いのある方はさらっと読み飛ばしてもらいたい。
つまり冬場はたっぷりの時間と余裕のない人間はこの島に上陸してはならない。
近寄ってはならない。足を踏み入れてはならないのである。
ゲスト沢口靖子の回の古畑任三郎風に読んで戴きたい(わかる方のみでよい)

島なので漁業と農業に二分される。(うちはちなみに漁師である。)

島には信号が一つ。(私がいた頃の数なのである)
何の為にあるのかはいまだに不明だが必要はないと思う。
確か喫茶店みたいなのは1つあった。たぶん。みたいなのが・・・。
スーパーはない!××商店と本屋が1件、洋服や布など扱う店が1件
観光に来てしまった客の為に旅館は数件ある。

学校は小学校と中学校まで。高校からは島を出て行く事になる。
その後なんの因果か島に戻った人がこの島の人口を保っている

駐在所が一つ。事件はというより仕事はないだろう。
せいぜい子供がお金を拾ったとかそんな事ぐらいだろう。
お巡りさんはいつも釣りに行ってた。
釣り好きじゃない若いお巡りさんじゃ勤まらないような環境である。

病院ではなく診療所が一つある。
赴任して来た医者が腕がいいかやぶ医者かに島の人間は左右される。
というのも私はこのやぶ医者の診断で死にかけたことがあるのだ。
小4の時夕方からひどい腹痛に襲われ何も食べられずにいた
医者は腹痛だろうと誰が見てもわかる診断で薬を出した。
薬嫌いの私でも我慢して飲むが苦くて飲めない。
更には吐いてしまう。何も食べていないから胃液を吐いた。
そこで又診療所へ行くがわからない。かなりのやぶである。
夜になっても収まらず、もだえ苦しむのを見て周りがやっと尋常じゃ無い事に気づき
大きな漁船を出してもらい萩まで行く(この時もう記憶がなかった)
そうです!盲腸です。
(これがわからないとはホントに医者かと文句の一つでも言ってやりたかった。)
あと数分遅かったら手遅れだった。腹膜炎を起こしていたのである。
夢の美人薄命となっていただろう(生きてるからバカ言えるのだが・・・)
きっと昔は死んだ人間もいるのではないか?と思う。

変わったものと言えば "鬼ようず"がある。
空に揚げる凧である。その家に男の子(長男)が生まれると
お正月に少しでも大きな鬼ようずを高く揚げ成長を願うものである。
見島の民芸品となっている。よくありがちのお土産品だ
見島牛や亀はキャラとして薄いので他にないというつっこみを入れたくなる。

が・・・。山、谷、川、海、自然はある。あるのは当たり前だ!島なのだから
たまに行って見れば良い所だが1日で飽きるだろう。
確かに自然と空気はきれいだ!と言っても生きてはいけない。
私の両親は6、7十年もここに住んでいる(住むしかないのだ)
今年の夏初めて東京に来たが天と地と月とすっぽんだっただろう。
何も無い所で生活してきのだからありすぎる東京には馴染めないのだろう
今、話題のあの国よりはましなのだが・・。何ともお恥ずかしい私の田舎の話である。


 こんな珍しい島に興味を持ってしまった方は
下記のホームページを辿って見て下さい。
HPはないだろうと思いつつ検索してみて驚いた。けっこうあるんですよ。
日本にもこんな所があったのかと目からウロコの
不思議な島の魅力(?)を味わって見るのもたまには良いのでは?
自分は不幸だと思う方はぜひ見て下さい。
じつは自分は恵まれていることを再発見できると思いますよ。


見島で鳥見


見島トップページ


見島


見島



他にもありますので感心もった方(いないだろうな?)
見島で検索すると3100件のページがあります。
こんな島に育ち今も住んでる人間がいるんだなと不思議な気持ちになるでしょう。

おわり!



   

 読んで下さってありがとう♪  今はすっかり都会の女よ。   (^−^)/~~~